あひると☆と弦のおと

ああっ!という間に ななのつき も半ばすぎ。

 

・・・って、こればっか書いてるような気がする(*_*)

 

☆ 2011.07.17 SUN ☆生舞台を見るのを楽しみにしていた

デンマークの人形劇団の「みにくいあひるの子」に行ってきました。

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ふたりだけの舞台なので、表現が限られてしまう部分はあるけれど、

ウレタンをハサミでザクザクっと切っただけのような シンプルな美術と

あひるの親子と おんどりと めんどりと 白鳥 しか出てこない、

鳥独特の遣いは見事でした。

 

終演後、ちょっと出演者の方とお話しをしていたら、

 

「ローズマリー(ロンドンのパブシアター)でワークショップをした時に

あなたの写真をいっぱいみた」と言われちゃった。

 

えぇぇぇーーー\(◎o◎)/!

 

そのあと、衝撃の

 

『ロミオとジュリエットもやったでしょ?』

 

という、耳を疑うことばが…

思わず頭を抱えて座り込む。

 

そうだ、そうだった。若気の至りといおーか、

別に若くもなかったけど (-_-;)、    

 

うさぎのロミオ と オオカミのジュリエット

とゆーのをやったことがあったっけ。

 

2008年の9月末、ロンドンのパブシアターのキャバレーで。 

 

その前には確か、“茄子のロミオ&いちごジュリエット”ってゆーのもやったな。

茄子のロミオに農薬一気飲みさせて、ロミオ昇天・・・・・・(@_@;)

 

ぎゃぁぁぁ~  彼女は一体どこまで知ってるんだ???

 

一気に友達モードに突入してしまい、 

「飯田はいつくるの?」「どこに泊まるの?」

という話題になって、「またね~」と手を振って別れる。

なにやら、至極マカ不思議☆彡

 

   

そのあと王子の北とぴあ プラネタリウムホールの

プラネタリウムと6人のレディース・ミュージシャンの共演 へ ♪

 

プラネタリウムドームの中にグランドピアノが設置され、 その前に 

 

  ヴァイオリン

        ヴィオラ・

             チェロ・

                 笙・

                   ヴォーカル  が並ぶ。

 

テーマは dot to dot

 

耳には 

 

ピアノ独奏 → ピアノ+ヴァイオリン →

     ヴァイオリン独奏 → ヴァイオリン+チェロ →

         チェロ独奏 → チェロ+笙 →

             笙独奏 → 笙+ヴィオラ →

                ヴィオラ独奏 → ヴィオラ+ヴォーカル・・・・・・

 

と  “つながっていく”音符たちが入ってきて、

 

目には 

 

星が星座へとつながって行く様子が映る。

 

リクライニングした椅子でドームの天井を見上げながら

う~んとリラックスしたひと時に(^-^)。

 

心地いい90分間の中、

結構思考は、あっちへ こっちへと ドーム内を飛び回る。

 

昨晩テレビでみた、前衛美術家 草間彌生さん は 50年以上 ドット(水玉)を描き続けているけれど、80歳過ぎている彼女がわずか1年半で巨大キャンパス100枚に油絵の連作を仕上げていく様は、宇宙から星雲が飛び出しているみたいでとってもおもしろかったなぁ

 

とか

 

笙の生音って、聴くのははじめてじゃないけれど、

こんなにかわいい音だったっけ?

 

“おひめさま”みたいな音。  

 

ヨーロッパのお姫様。

ヴィオラが入ってきた時、『あ、王子様来た』って思った。

 

 

とか

 

さっき話しに出た、既に記憶の端っこに飛び去っていた

昔創った『ロミオとジュリエット』

その作品は、当時人形を膝につけ、舞台なしでパフォーマンスしていて、

それを見たアイルランド出身の片腕の人形遣いの女の子に、

『これいい!これなら私もいろいろなやり方ができる!』

と言われたのを思い出す。

 

彼女は片腕だという事をいつも忘れ去らせてしまうほど

(腕はあるんだけれど、神経が通っていない為肩からぶらさがっている

状態で、手首から先はもう丸く固まってしまっていた。)

人手が足りない時は真っ先に飛んでくるし、大道具も一番に運ぶ。

それが彼女のプライドだったのか、いつも、自分ですごくすごく考えて、

工夫して面白いものを創っていたし、物を作るのも感心するほど早かった。

 

私はちゃんと動く腕を2本も持っているけれど、

彼女のように うまくツクリモノは出来ないし、きっといろいろかなわない。

 

 

そんな強気な彼女からは想像できないけれど、

糸あやつり人形だけは、『私にはできない』と拒否していたのだそう。

人形劇学校の先生がいろいろ考えて、彼女の動かない腕の先端に

キャプテン・フックのような鉤をつけて、それで糸を引っ掛けて操作。

 

彼女が創った、『ミルクの海の中を船で進む子ども』の糸あやつり人形(木彫り)は

幻想的で とってもステキだったなぁ。

…久しぶりに彼女のことを思い出しちゃったー。

元気だろうか?メールしてみようかな・・・

 

とか

 

何曲目かの時に、ドーム下方に街並みが映って、

 『西』という字が現われ、その方角に太陽が沈んで行く。

夕焼けがやってきて 星が光り出すー。

 

そーそー。小学校2年生くらいの時かな、理科のテストで

『太陽が昇るのは東西南北のどこからですか』というのがあって、

答案用紙を前に頭の中には バカボンのパパが歌う

 

♪ 西から昇ったおひさまは 東~へ しぃずぅむぅ~

 

が鮮明に流れたので、TVが嘘をいうはずがないと、

自信をもって  『 西 』 と書いたら、

思いっ切り × をくらって、帰ってきた時のあのショック。

 

ドームの壁から 消えていく 『 西 』 という文字を見ながら

答案用紙を持って立ちつくす 幼い自分の後ろ姿も見えたような気が・・・。

 

とか

 

 

小学生の頃、結構プラネタリウムって身近な存在だったかも。

 

『もし、真暗闇だったら、夜空にはこれだけの星が見えます』

というお約束のやつ、あったなぁ。

 

無限の空間に浮かぶ 無数の星。

 

その中の一つに自分も乗っかって

浮いているかと思うと ミラクル!

 

 

今夜、月を見る時には、周りの闇に浮かぶ 幾千万の星々を

久しぶりにソーゾーしてみよう・・・と思った瞬間、  

昨夜、お風呂上がりにベランダで月を見ながら発泡酒を飲んでいた時に

思わず干してあった梅干しに手を出してしまったなー

 

 

とかとか

 

う~ん、“ 記憶めぐりのちっちゃな宇宙 ” は まさに “ 漂 う ” という言葉がぴったり。

脈絡がなかったり 時間軸を無視したエピソードが飛び交う。

 

事務的な事や、やらなきゃいけないことばかり考えていた日常から

ちょっとはずれた たのしい時間散歩をさせてもらったのでした☆彡